イラストレーターが食えないと言われるのはなぜ?稼げる方法をご紹介!
こんにちは!イラストエッセイ漫画家のまるり先生です。
イラストレーターを目指そうとすると、こんな言葉を投げかけられることがあります。
「イラストレーターは食えないからやめとけ!」
しかし、そんなことはありません。正しい方法を知ればイラストレーターとして生活していけます。
ということで本記事では、イラストレーターが「食えない」と言われる理由や食べていけるイラストレーターになる方法をご紹介します。仕事の獲得方法やガッツリ稼ぐ方法もお話しもしますので、ぜひ最後まで読んで、食べていけるイラストレーターを目指しましょう!
イラストレーターが食えないと言われるのはなぜ?
イラストレーターが食えないと言われる理由は主に3つあります。
- 一般人のイラストレーターに対するイメージが古いから
- 目指す分野によって稼げる額に差が出るから
- 稼げないイラストレーターがいるのも事実だから
それぞれの理由を詳しく解説します。
一般人のイラストレーターに対するイメージが古いから
時代は日々変化しており、現在はイラストレーターとして生計を立てている人は少なくありません。しかし、年齢層の高い方達の中には、イラストレーターや画家などが活躍しづらかった時代のイメージが強いままの人も多いです。
私自身も20代後半からイラストレーターを目指し始めましたが、40代〜50代の親には猛反対されました。元々は公務員だったこともあり、余計に「頭がおかしくなった」と思われたのかもしれません。
しかし、現在私はイラストエッセイ漫画家として食べていけています。
親も反対していても、結果を見せれば納得するしかないですよね。
もちろん「イラストレーターは食えない」「イラストレーターはやめときなさい」と言うのは、あなたのことを大切に思って心配しているからでもあります。
その気持ちに応えるためにも、イラストレーターを目指すのであれば、稼げるようになりたいですよね!
目指す分野によって稼げる額に差が出るから
「イラストレーター」とひとくちに言っても、さまざまな分野があります。
イラストレーターの分野によっては稼ぎにくいものもありますし、そもそも副業としてちょっと稼ぎたいだけという方も大勢います。
また、イラストレーターは特別な資格があるわけではなく、「私はイラストレーターです」と言ったら、イラストレーターになれます。どんな人でも「イラストレーター」と名乗れてしまうからこそ、稼げていない人の割合も高いです。
そのため、イラストレーターは食えないと言われてしまうのでしょう。
稼げないイラストレーターがいるのも事実だから
どんなに本気でイラストレーターを目指していても、稼げていないイラストレーターがいるのも事実です。
「イラストレーター白書2019」によると、イラストレーターを本業に生活している人は15%となっています。
イラストレーターの収入を得ていない人は60%となっており、稼げないイラストレーターが多いことも事実なのです。
しかし、やってもいないうちに諦めるのは早すぎる!
以下で紹介する「食べていけるイラストレーターになる方法」をぜひ参考にしてみてください。
食べていけるイラストレーターになる方法5選
食べていけるイラストレーターになる方法を5つ伝授します。
- 差別化を狙え!
- イラストの学校でスキルを磨け!
- イラスト以外のスキルと掛け合わせろ!
- 営業力を磨け!
- こだわりを持ちすぎるな!
以下で詳しく説明します。しっかりついてきてください。
差別化を狙え!
イラストレーターは世界中にたくさんいます。
その中で仕事をもらうためには、自分ならではの「強み」が必要です!
例えば、私の場合なら「保育 × イラスト」とテーマを絞り、更にライティング・デザイン・写真撮影も一緒にできることを強みにブランディングしています。
あなたも、自分ならではの強みを見つけましょう。
「私には何も強みがない」と思ってても、徹底的に探せば必ず見つかります!まずは、あなたの経験や特徴・強みから弱みまですべて紙に書き出してみてください。
イラストの学校でスキルを磨け!
人気イラストレーターを目指すのであれば、イラスト業界の最前線スキルを学べる専門学校に通うのが一番の近道です。
実際に、人気イラストレーターの多くはイラストの専門学校を卒業しています。
▽竹花ノート先生はアミューズメントメディア総合学院 卒
待ち合わせ💜 pic.twitter.com/KLNcOma7hA
— 竹花ノート🎍冬コミ新刊委託中 (@nano_phan) December 17, 2021
▽huke先生は代々木アニメーション学院 卒
キアラの着物お仕立てしましたー。#HoloENKimonoRelay #artofashes pic.twitter.com/QTpmm7ZHB8
— huke🐔 (@hukeweb) January 9, 2022
おすすめのイラストの専門学校は「現役漫画家おすすめのイラストオンライン講座・専門学校6選!」の記事で詳しく紹介しています。気軽に受けられるオンライン講座も紹介しているので、ぜひチェックしてください。
イラスト以外のスキルと掛け合わせろ!
私の場合は、イラスト以外にもライティング・デザイン・写真撮影のスキルがあるので、それらのスキルを掛け合わせて仕事をしています。
また、以前保育士をしていたのですが、その知識がイラストの仕事にとても役立っています。現在イラストエッセイ漫画家として連載させて頂いているのも保育系メディアです。
以前勤めたことのある仕事やバイト、資格や趣味の知識など、誰にでもイラスト以外のスキルがあるはずなので、ぜひ探して掛け合わせてみてください。
イラスト以外のスキルも掛け合わせると、稼げる仕事につながっていきます。
営業力を磨け!
フリーランスや自営業などで成功している友人たちは、会社員時代に営業を担当していた人が多いです。私は営業の経験が一切ないので、フリーランスのイラストレーターとして活動し始めて、最初につまずいたのが「営業」でした。
逆に言えば、営業力があれば、イラストのスキルが飛び抜けていなくても仕事はもらえます!
本やネットから学ぶのも良いですが、「この人すごい!」と思えるロールモデルを見つけて、営業力やコミュニケーション力を学ぶと、より学びが深まりますよ。
こだわりを持ちすぎるな!
もちろん自分の世界観を貫き通して成功しているイラストレーターは大勢います。
しかし、フリーランスや会社員のイラストレーターをしている場合、仕事先には必ず「クライアント」がいるので、自分の世界観だけでは仕事が成り立たないのが現実です。
そのため、イラストに対する「こだわり」が強すぎると、クライアントのいる仕事が辛くなってしまう可能性があります。
「自分はこんなイラストを描きたいわけじゃない!」と悶々としないように、こだわりを持ちすぎるのをやめるか、プライベートのイラストと仕事のイラストは切り分けるようにしましょう。
イラストレーターの仕事の獲得方法
イラストレーターの仕事を獲得する方法をご紹介します。
私が使用している主な仕事の獲得・依頼先は以下の3つです。
- クラウドソーシングサイト
- SNS
- 友人・知人
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトとは、仕事をしたい人と仕事を依頼したい人をネット上で繋ぐサービスです。有名どころでいえば、クラウドワークスやランサーズがあります。
ちなみに、私がイラストエッセイ漫画の依頼を頂くきっかけになったサイトはクラウドワークスです。
ランサーズでも、ホームページのトップ画像のイラスト依頼やパンフレットのお仕事を頂いたことがあります。
ただし、仕事によっては単価が安すぎる場合も多いので、よく吟味して仕事を受けるようにしましょう。
SNS
最も仕事を獲得しやすいSNSはTwitterです。
私自身、仕事を依頼する際はTwitterを用いることがほとんどです。他のクライアントもTwitter上で頻繫に仕事を依頼しています。
元々の繋がりの中で仕事依頼をしたいと考える人が多いので、Twitterはクラウドソーシングサイトより仕事をもらうハードルも低いです。
ぜひ、「イラストレーター 仕事 募集」などの単語でツイートを検索してみてください。あなたの求める仕事が募集されているかもしれません。
友人・知人
私の場合は、仕事獲得・依頼のどちらも友人や知人経由の場合が多いです。
フリーランスの場合は特に、コミュニケーションコストを少しでも減らしたいと考えている人が多いので、顔の見える関係はとても重要とされています。
日頃から人付き合いは大切にしましょう。
仕事獲得方法は他にもたくさんある!
先ほどご紹介した方法の他にも、イラストレーターの仕事獲得方法はたくさんあります。
- イラスト依頼サイト
- イラスト専門学校
- 直営業
- エージェントサイト
イラスト依頼サイト
イラスト依頼サイトとは、イラスト特化型のマッチングサービスサイトです。
仕組みはクラウドソーシングに似ていますが、応募式ではなく出品型が多く、イラストレーターがクライアントのスカウトを待つ形となります。
イラスト依頼サイトには、主にSKIMAやココナラ などがあります。
それぞれ特徴が異なるので、チェックしてあなたに合うサイトを見つけてみてください。
イラスト専門学校
イラスト専門学校であるアミューズメントメディア総合学院は、独自の制作会社を保持し、そこから仕事を請け負うシステムを作っています。
在学中からイラストレーターとしてデビューする生徒も非常に多いです。
在学中に関わった仕事が卒業後の仕事につながる場合も多いので、「自分1人でどうやって仕事を獲得したら良いかわからない」と行き詰まっている人は、イラストの専門学校に通うのも1つの方法です。
直営業
直接自分のイラストを売り込みに行く「インバウンド営業」と呼ばれる方法です。
営業は心理的ハードルが高いうえに仕事につながる確率は低いので、腰が引けてしまう人も多いかと思います。しかし、運よく仕事に繋がればイラストレーターとしてデビューできるので、ぜひ1度は試してみてほしいです。
また、客観的にイラストを評価してもらえるので、今後のあなたのためにもなるはずですよ。
エージェントサイト
フリーランスのイラストレーターであれば、フリーランスエージェントを活用するのもおすすめです。営業の代行や単価交渉など、さまざまな仲介サービスを受けられます。
すぐにたくさん仕事を獲得できるわけではありませんが、エージェントから仕事の獲得方法などのアドバイスが受けられるため、じっくりフリーランスのイラストレーターとして活動していきたい方におすすめの方法です。
ガッツリ稼ぎたいならイラスト専門学校に行こう!
稼げるイラストレーターになる方法や仕事獲得方法をご紹介してきましたが、確実にガッツリ稼げるイラストレーターになりたいのなら、やはりイラストの専門学校に通うのが一番堅実です。
イラスト専門学校では、イラストレーターになるための最前線のイラストスキルが基礎から応用までしっかりと学べます。あなたに合うカリキュラムを組み立ててもらえて、さらに就職までサポートしてくれるので、失敗するリスクが最も低いです。
もちろん独学でイラストレーターになっている人もいます。
しかし、身近にイラストレーターの先輩がいるなどと、よほどの環境が整ってなければ1人でイラストレーターを目指すのは正直難しいです。
私が厳選したおすすめの専門学校は「現役漫画家おすすめのイラストオンライン講座・専門学校6選!」の記事で紹介しているので、ぜひ一度目を通してみてください。専門学校に通うのが難しい方向けに、ガッツリ学べるオンライン講座も紹介しています。
稼げるイラストレーターを目指そう!
今回は、食べていけるイラストレーターになる方法や仕事獲得方法・ガッツリ稼ぐための方法などをお伝えしました。
イラストに限らず、クリエイティブな世界に足を踏み込むのは勇気が必要です。
私も最初は「イラストで生活できるわけない」と思っていました。
しかし、さまざまな方法を掛け合わせて、現在はフリーランスのイラストレーターとして十分な収入を得ることができています。
一歩踏み出す勇気が出ない方はまずは副業から試してみるのもおすすめです。
やる前から諦めず、できることから試してみてください!