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イラストレーターの営業の仕方には「攻め」と「仕掛け」がある!

イラストレーターの営業の仕方には「攻め」と「仕掛け」

こんにちは!イラストエッセイ漫画家のまるり先生です。

イラストレーターの仕事が欲しいけど、全然仕事がこない…。

どうすれば仕事が来るんだろう…?

このように悩んでいる方もいらっしゃると思います。

結論から言うと、イラストの仕事をもらうには、営業が必要です!
どんなにイラストがうまくても、営業しなければ仕事はもらえません。

今回は、現役イラストレーターの私が、実際に行っている営業の仕方や、そのほかに活用できる方法をご紹介します。

あわせて、イラストレーターが営業するメリットなどもお話ししますので、ぜひ最後まで読んで、営業の重要性を学んでください!

イラストレーターに営業力は必要?

イラストレーターに営業力は必要?

「そもそもイラストレーターに営業力は必要なのか」と思う方もいるかと思います。しかし、冒頭でも触れたように、営業力は必要だと断言できます!

イラストレーターは、世界中に数え切れないほどいます。

その中で仕事をもらうには、あなたがイラストレーターだということを、まずは知ってもらわなければいけません。そのためには、自分から動かないといけないのです。動けば自ずとチャンスは増えます。

つまり、イラストのスキルが高くなくても、営業がうまければ仕事がもらえる可能性もあるという事です。

「イラストが下手だから仕事がないんだ…。」と落ち込む前に、あなたが適切な方法で営業できているのかを振り返る必要があるかもしれません。

イラストレーターが営業するメリット

イラストレーターが営業するメリット

営業することで得られるメリットは、仕事をもらえる以外に3つあります。

  • 自分のイラストの価値を知れる
  • イラストのスキルが上がる
  • どの職種でも役に立つ営業力が身に付く

それぞれ詳しく説明します。

自分のイラストの価値を知れる

自分のイラストの価値は、思ってもいないところで評価されます。
私の場合も、「私のイラストで仕事がもらえるのかな」と自信をなくしていたとき、営業先で評価していただき、自分のイラストの価値を知ることができました。

「自分のイラストに対してひどいことを言われるのでは」と、怖い気持ちもあると思いますが、勇気を持って飛び込めば、嬉しい結果になることもあります!

イラストのスキルが上がる

2つ目のメリットは、イラストのスキルが上がることです。

営業するとなると、「中途半端なイラストでは営業できない」という気持ちになるので、自然と気合が入ります。その結果、イラストのスキルが上がるのです。

どの職種でも役に立つ営業力が身に付く

3つ目のメリットは、営業力が身に付くことです。

私がフリーランスになって思うのは、営業力は、どの職種でも必要になるし、役に立つということです。つまり、営業力を身につけて損はないです!あなたもこの機会に、営業力を磨きましょう。

営業する前の準備

営業する前の準備

イラストの営業をする前に、以下の準備をしておきましょう。

  • ポートフォリオを作る
  • 契約書を考える
  • 名刺を作っておく
  • 目安の価格を作っておく

各準備の内容をご紹介します。

ポートフォリオを作ろう

ポートフォリオとは、自分のスキルを見やすく一覧にまとめたものです。

PowerPointを用いたスライド式のものや、webサイト型のものなど、種類はさまざまです。

STUDY 優作先生えりた先生など、プロイラストレーターの多くはwebサイト型を活用しています。また、webサイト型を作れば、営業せずとも依頼が来る可能性もあります。これからポートフォリオを作ろうと思っている方は、webサイト型のポートフォリオを作るのがおすすめです。

▽えりた先生のポートフォリオサイト

えりた先生のポートフォリオサイト

なお、webサイト型のポートフォリオを作成する際には、以下のポイントに気をつけましょう!

独自性のあるサイトである

webサイトのデザインはさまざまですが、デザイン次第で独自性を強調できます。

クライアントが独自性のあるサイトを見れば、仕事の依頼も自然と増えます。例えば、アクション系のイラストが得意なら、レイアウトやフォントも含めた全体のデザインをアクション系に統一し、アクションが得意であることを前面に押し出すべきです。

自己ブランディングにも繋がるので、イラストレーターとしての価値も高まります。

「自分で作るのは難しい」という方は、先行投資だと思って、webサイト制作のプロに依頼する方法もおすすめです!

独自ドメインである

独自ドメインである

ドメインとは、webサイトのアドレスのことで、言わばインターネット上の住所です。

ドメインを取得する方法はいくつかありますが、私はお名前.comでドメインを取得しました。

独自ドメインを取得するメリットは、サイトの信頼性が一気に高まることです。

ポートフォリオサイトへの誘導は「営業」が目的なので、信頼性はとても重要です。また、検索にも引っかかりやすくなるので、クライアントに見つけてもらいやすくなります。

ブログを更新するとなおよし!

ポートフォリオサイトにはブログのコーナーを設けましょう。

SEO対策(検索エンジン最適化)を意識した記事を投稿していけば、あなたのwebサイトをより多くの人に知ってもらうチャンスに繋がります。

また、仕事に対する熱い想いを読んでくれたクライアントから、仕事をもらえる可能性も高まるのです。後々、マネタイズができるようになれば、ブログ収入も手に入ります。

契約書を考えておこう

営業する前に契約書の雛形を考えておくと、契約がスムーズです。クラウドサインを利用すると、さまざまな契約書を簡単に作れます。

無料会員でも、豊富なテンプレートを利用できるのでおすすめです!

名刺を作っておこう

いつどこで営業のチャンスが巡ってくるか分からないので、新たな出会いがあったときにサッと渡せる名刺があると便利です。

名刺には連絡先やポートフォリオサイトを必ず載せましょう。

目安の価格を作ろう

クライアントがイラストの相場を知っているとは限りません。

日本イラストレーター協会が発表しているイラストの相場を参考に、目安の価格を掲示しておきましょう。

なお、イラスト制作の料金設定については「イラスト制作の料金設定&ヒアリング項目どうしてる?フリーランスイラストレーターさんに聞いてきました!」の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

イラストレーターの「攻める」営業の仕方

イラストレーターの「攻める」営業の仕方

イラストレーターの営業には「攻める」営業と、「仕掛ける」営業があります。
まずは、「攻める」営業からご紹介します。

主な方法は次の通りです。

  • クラウドソーシングでの営業
  • SNSでの営業
  • メールでの営業
  • 電話での営業

詳しく見ていきましょう!

クラウドソーシングでの営業

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい人(発注者)と仕事が欲しい人(受注者)を仲介するweb上のサービスサイトです。

私は主にランサーズクラウドワークスを利用しています。

クラウドソーシングでの営業の流れは以下の通りです。

  1. 【発注者】依頼したい仕事をサイトに掲載する
  2. 【受注者】掲載されている仕事に応募する
  3. 【発注者】応募者の中から、受注者を選定する
  4. 【受注者】発注内容に納得できたら、仕事を受注する
  5. 契約成立

以上のように、受注者は掲載されている案件に応募していくのが基本です。

もちろん人気の案件にはたくさんの応募が集まります。その中で自分に目を止めてもらうために必要なのが「営業力」です。

案件に応募する前に、応募するときの「提案文」をどう書いたら見てもらえるのか、発注者の気持ちになって見直してみましょう!

SNSでの営業

SNSの中でも、特にTwitterは仕事の募集が多いです。
「イラストレーター 募集」などと検索すると、タイミングよく仕事の案件が出てくる場合があります。

私自身もTwitterで仕事を手伝ってくれる人を募集したことがあります。

何人かの方から連絡を頂いたのですが、そのときの選考基準は、やはりポートフォリオでした。逆に、ポートフォリオがないと全くイメージが湧かないので、依頼しづらいです。SNSで営業する場合でも、ポートフォリオをすぐに見てもらえるようにしておくと良いです。

メールでの営業

メールでの営業は、少しハードルが高くなります。メールの開封率はかなり低いと言われているので、「返事が来たらラッキー!」という気持ちでいるといいかもしれません。

私の場合は保育系のイラストを描きたかったので、保育メディアサイトを探し、ホームページからメールを送りました。結果として契約には結びつきませんでしたが、何件か返信がもらえました。

メールの件名は、何の要件かすぐに分かるように「〇〇のイラストに関するご提案 イラストレーター〇〇」などと、簡潔に書くようにしましょう。本文にはポートフォリオや実績などを書き、自分がどのように役立てるのかをアピールできる内容を書くと良いです。

電話での営業

電話での営業も気持ち的なハードルが高いかもしれません。

しかし、最も効率的で効果も高いと言われている営業方法なので、ぜひ一度はチャレンジしていただきたいです。

電話で営業するときは、まず始めに、出版社・デザイン事務所・広告代理店などの気になる企業をピックアップし、各企業の特性を調査します。その特性に合わせて、自分のイラストをアピールしましょう。電話での営業は勇気が必要ですが、「失敗しても大丈夫!」という心意気で、挑んでみてください。

イラストレーターの「仕掛ける」営業の仕方

イラストレーターの「仕掛ける」営業の仕方

次に、「仕掛ける」営業の仕方をご紹介します。

主な方法は次の通りです。

  • SNSで定期的に作品を発信する
  • イラストACなどの素材提供サイトに登録する
  • イラスト依頼サイトに登録する
  • 日頃から友人に紹介しておく

以下で詳しく説明します。

SNSで定期的に作品を発信する

SNSで自分の作品を定期的に発信しておくと、何かのきっかけで知名度が上がったり、仕事依頼が来たりするチャンスが増えます。ポートフォリオの一種にもなるので、私自身もSNSアカウントを大切に育てています。

毎日投稿するのは大変ですが、余力のある方は、毎日投稿をおすすめします!ファンが増えやすくなりますし、クライアントにも発見してもらいやすくなります。

イラストACなどの素材提供サイトに登録する

イラストACは、無料素材提供サイトです。イラストを1ダウンロードしてもらうと、3.56〜4円の収入を得ることができます。多くの収入は望めませんが、無料素材としてさまざまなところで使ってもらえたら、イラストの認知度も自然と上がります。

素材提供サイトから仕事につながる可能性もあるので、それを目的に始めてみるのも良いですね。

イラスト依頼サイトに登録する

イラスト依頼サイトに登録しておくのもおすすめです!

イラスト依頼サイトは、こちらから営業をするというよりも、作品を掲示しておいて、それをクライアントに見つけてもらうというシステムです。

クライアントのイメージと自分の作品のテイストがマッチングすれば、仕事依頼がくるという流れとなっています。

有名なのはSKIMAタノムノなどです。どちらも無料で利用できるので、とりあえず登録だけでもしておくと良いと思います仕事依頼が来る導線は、増やしておいて損はありません。

日頃から友人に紹介しておく

日頃から友人や知人に「イラストレーターをしていて〜」と話しておくのも効果的です。私も実際そう話していたところ、大きな仕事を任せてもらえた経験があります。

「自分のイラストに自信がない」と思っていても、どこで何を求められているか分かりません。あなたのイラストのテイストが誰かにヒットする可能性は、必ずあります。

恥ずかしいと思わずに、どんどん自分のイラストを紹介していきましょう。

営業力を磨いて、仕事のチャンスを掴みとろう!

営業力を磨いて、仕事のチャンスを掴みとろう!

本記事では、イラストレーターの営業の仕方を、「攻め」と「仕掛け」に分けてご紹介しました。どちらの方法も併用して、ガンガン営業をかけていきましょう!

最初にも言いましたが、いくらイラストがうまくても、営業をしなければ仕事はきません。

逆に、営業がうまければ、イラストに自信がなくても仕事がもらえるチャンスが増えます。

初めの1歩を踏み出すのは勇気がいると思いますが、「動けばチャンスは必ずくる!」と思って、まずはチャレンジできそうな営業から始めてみましょう。

書いた人

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まるり先生

保育系ぬくぬくマルチクリエイターとして活動中です。
イラスト・写真撮影・ライティングを主に仕事としています。
「作品を見てくれた人をぬくぬくでつつみたい」をモットーに、ほっこり可愛らしい作品を作り出していきます。