イラストレーターになるには?現役イラストレーターが解説!
こんにちは!イラストエッセイ漫画家として活躍しているまるり先生です。
イラストレーターになりたいけど何からしていいか分からない
イラストレーターになるのに何が必要なの?
そもそも本当に仕事になるの?
など、イラストレーターを目指そうと思っても、中々実践に繋がらない場合が多く悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に私の周りでも、そのように悩んでいる方は多いです。
しかし段階的にステップを踏んでいけば、初心者からでもイラストレーターを目指せます!私自身も初心者、しかも別業種からイラストレーターになりました。
そこで今回は「イラストレーターになりたい!」と思っている方に向けて、実際にイラストエッセイ漫画家として活動しているまるり先生が「どのようにイラストレーターになったのか」「どうしたらイラストレーターになれるのか」をご紹介します。
それでは早速、本題に進みたいと思います!
イラストレーターを目指したいあなたに一言!
まずはじめに、イラストレーターを目指したいと考え始めたあなたに、私から伝えたいことが4つあります。
- 初心者からでもイラストレーターになれる!
- きちんと準備をすれば、思っているより狭き門ではない!
- 独学でもなれるが、効率よく学びたい人はスクールに通うのがおすすめ!
- イラストレーターは、工夫次第で稼げる!
私自身も数ヶ月前までは、全く別の職種で働くイラスト初心者でした。
そこからでもイラストレーターになれた!ということは、あなたにも確実にチャンスがあるはずです。
「イラストレーターになるなんて無理だよ…」と諦めかけている方も大丈夫!確実なステップを踏んでいけば、今よりもっとその夢に近づけます。
なぜイラストレーターを目指そうと思ったのか
先ほども少し触れましたが、私は元々保育士として働いていました。
保育士の業務では、子どもたちの可愛らしい様子を漫画にしたり、保護者の方に分かりやすく絵にしたりする機会が多く、段々とイラストの仕事に興味を持つようになったのです。
そして、Instagramで自分のイラストエッセイ漫画を投稿するようになりました。
こうして「大好きなイラストを仕事にできないか?」「初心者からイラストレーターになるなんて無理だよな」と思っていた矢先に、フリーランスという言葉に出会ったのです。
当時の私はイラストを仕事にしたいと考えていたため、色々な勉強会や講座に参加することにし、仕事の獲得方法を身につけました。その勉強会や講座をきっかけに、今もたくさんのイラストの仕事をいただいています。
あのときすぐに行動を起こしたからこそ、今の自分があると思っています。
これらの経験から、イラストの仕事をしたいと考えている方は、何かしらの行動を起こすことが重要だと考えています。
イラストレーターになるには?私がやった5つのステップ
それでは、私がイラストレーターになるまでに行ったことをご紹介したいと思います。これを参考にして、ぜひ準備を始めてみてくださいね。
ステップ1.イラストを描ける環境・スキルを整える
現在はデジタルイラストの仕事数が多いです。デジタルイラストを描ける機材を持っていない方は、まずはそれらを準備・購入しましょう!
私の場合は、保育士の仕事でデジタルイラストを描きたいと考えていたため、PCと接続して使える液晶タブレットを持っていました。そのため「イラストレーターになりたい」と思った時には既に、イラストレーターとして活動できる環境が整っていました。
また、イラストのスキルを高めるためには練習が必要です。私は保育士として働きながら、趣味の一環として独学で勉強をして行っていましたが、今考えればかなりハードでした。
そのため、学生さんであれば、社会人になる前に勉強しておくことをおすすめします。社会人の方も、独学ではなく講座やスクールで学ぶのがおすすめです。独学ではなかなか辿り着けないようなスキルやノウハウを教えてもらえるため、効率的にイラストスキルを身につけられます。
以下の記事では、おすすめのイラストのスクール・講座を厳選して紹介しています。イラストスキルを身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。
ステップ2.SNSを開設し、定期的に発信する
イラストレーターの仕事のチャンスを得るためには、少しでも多くの人に、自分の絵を知ってもらわなければなりません。特に知り合いにPRすることから仕事に繋がることが多いです。
私も、SNS経由でお客さんに繋がり、お仕事を頂いた経験が何度かあります。
SNSのアカウントを持っていない人はすぐに開設し、投稿を始めましょう!
ちなみに私は、Instagram、Twitter、Facebook、TikTokのアカウントを運用しています。
ステップ3.実績を作り、ポートフォリオを作成する
イラスト業界は実績社会なので、できるだけ多くの実績を、いかに効果的にアピールできるかがポイントになってきます。
私は仕事を獲得するために、ステップ②でSNSに投稿したイラストをポートフォリオとして、すぐに人に紹介できるように整えました。
ポートフォリオは、自分のwebサイトを開設するのが一番おすすめですが、「そんなことできないよ!」という方は、GoogleスライドやPower Pointなどにまとめても問題ありません。
私も、Webサイトが完成するまでの間はGoogleスライドをポートフォリオとして使っていました。
ステップ4.イラストの勉強会や講座などに参加する
私はこのタイミングで、イラストの勉強会や講座などを受ける決断をしました。ネットや本などの独学だけでは、仕事の獲得が難しかったためです。
もちろん「本当にスクールに通えば仕事がもらえるようになるの?」と、通う前までは半信半疑でした。
しかし実際に通ってみると、研究されたノウハウや、独学だけでは学べなかったスキルをたくさん教えてもらえました。
イラストを本業したいと考えているなら、何かしらのスクールに通うことをおすすめします。
ステップ5.クラウドソーシングに登録し、営業する
ポートフォリオの作成ができたら、クラウドソーシングに登録しましょう。クラウドソーシングとは、仕事を頼みたい企業と仕事を探しているフリーランスをネット上でマッチングさせるサービスです。
先ほども触れましたが、イラストレーターの業界は、実績をアピールする力や営業力が問われるため、そのノウハウが必要になってきます。
つまり、イラストレーターを目指したくても、これらのスキルがなければ仕事を獲得できません。
これらのノウハウは、最近ではイラスト専門のスクールでも学べます。イラストのスキルと営業するスキルなど、幅広い知識を効率的に学びたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
イラストレーターに向いている人は?
イラストレーターを目指すきっかけは人それぞれですが「イラストを描くのが好き」という理由が一番多いのではないでしょうか。ただし、その気持ちだけではイラストレーターになれない場合があります。
もちろん、先ほどから言っているように、初心者からでもイラストレーターになれます。しかし、どの仕事にもあるように、イラストレーターの仕事にも「向き不向き」があるのです。
それでは、どのような人がイラストレーターに向いているのか?をご紹介していきます。
絵を描くのが大好き
「絵を描くのが大好き」なのは、イラストレーターを目指すには大前提の条件になります。イラストレーターになれば、1日中イラストを描くようになるため、イラストを描くのが嫌いな人にはただの苦行ですよね。
「イラストを描くことが私の使命だ」と思える人こそ、適性があると言えます。
また、イラストレーターの仕事は、クライアントの要望を汲み取りながらの仕事が多いため、自分の好きなように表現できるとは限りません。この条件でもイラストを描くことを楽しめる人は、更に向いていると言えるでしょう。
向上心がある
常に向上心を持ち、自分のセンスやスキルを磨く努力ができる人もイラストレーターに向いています。世の中に求められるイラストは、時代によって変化していく可能性があるからです。
そのため、その流れに応じて自分のセンスやスキルを高めて行ける人は、どんな時代になっても生き残れるとも言えます。
オリジナリティを探求できる
オリジナリティを探究できる方はイラストレーターに向いています。イラストレーターは、イラストが上手いことを前提として評価されるからです。
みんなと同じようなイラストを描いていても、その中に埋もれてしまいます。そうならないためにも、あなたならではのオリジナリティを追求することが重要です。
逆に言えば、画力に飛び抜けた才能がなくても、オリジナリティが強いイラストレーターで成功している人もいます。イラストの勉強をしながら、あなたならではのイラストを見つけていってくださいね。
イラストレーターに必要なスキル
イラストレーターに向いている人を知ったところで、次はイラストレーターに必要なスキルを見ていきましょう。イラストを描く力以外にも必要なスキルがいくつかあるので、要チェックです。
自己管理をする力
自己管理能力は、特にフリーランスのイラストレーターに求められます。フリーランスは基本的に1人で仕事をすることが多く、タイムスケジュールなども自分で管理しなければなりません。
自己管理が苦手だと、納期に間に合わなくなったり、寝る時間が十分に取れなくなる可能性があります。
ただし、現在は自己管理ができるようサポートしてくれるアプリなども出ているので、自信のない方はそういったツールを活用すれば大丈夫です。
絵を描く能力
イラストレーターは、一定のレベル以上の絵を描く能力が求められます。
一流のイラストレーターを目指したいと考えている方は、なんとなく絵が描けるだけではいけません。高いスキルを備えつつ、自分の個性を最大限に引き出したイラストを描けるようになる必要があります。
このようなスキルを身につけるためには、独学も良いですがスクールに通うのがおすすめです。イラストの基礎・応用が学べるのはもちろん、さまざまなイラストに触れられるため、イラストレーターとしての幅が広がります。
もちろん独学でイラストレーターとして活躍している方もいますが、有名なイラストレーターさんはスクール卒の方が多いです。
実際にイラストレーターとして活動している私も、さらなるスキルアップを目指すためには、改めてスクールに通う必要性を感じています。
デジタルソフトを使いこなす力
イラスト業界はインターネット社会が発達しているため、現在はデジタルイラストが主流になっています。
そのため、デジタルソフトを使いこなすスキルは必須です。デジタルソフトとは、例えば、CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopなどを指します。
私は、CLIP STUDIO PAINTを独学で勉強しましたが、かなりの時間と労力を割きました…。効率よく学びたい方は、プロから学べる方法を選びましょう。
コミュニケーションをとる力
「イラストレーターは人と喋らなくてもいいのでは?」と思われがちですが、特にフリーランスの場合は、クライアントとのやりとりは、全て自分で行わなければいけません。
そのため、基本的なビジネスコミュニケーションは必須となります。
また、個人の名前で取引を行うため、信用問題にも関わりますので、誠意ある行動を心がけられる人はイラストレーターに向いています。
クライアントの要望に応える力
イラストレーターはいつでも「好きなイラストを描ける」わけではありません。
大体の場合は、クライアントさんのイメージをヒアリングし、その要望に沿ったイラストを描く必要があります。イラストは特に土台がないので、0から作り出さなければなりません。
そのため、クライアントさんのイメージを察し、提案できる力が必要になります。
異業種からでもイラストレーターになれる!
今回は、現役イラストレータのまるり先生が、イラストレーターになるまでの道のりをご紹介しました。
「初心者だから難しい」「全く別の仕事だから難しい」と決めつけるのではなく、必要なステップを1つずつ登っていけば、まだ自信の持てないあなたでも、チャンスを掴める可能性は十分にあります。
もし「1人では不安」「できるだけ最短でイラストを仕事にしたい」と考えている方は、イラストのスクール・講座などに通うことをおすすめします。
特に専門学校などは、あなたに合わせたカリキュラムをたててくれる事が多いため、よりスキルが身につくはずですよ。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!