こんにちは！イラストエッセイ漫画家として活動しているまるり先生です。

イラストに関する情報をネット上である程度手に入れると、本を購入してもっと基礎を固めたり、レベルの高い情報を集めたりしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、イラスト関連の本はたくさんあるため「どんな本が良いのかわからない…。」と悩んでいる方も多いと思います。

そこで今回は、現役イラストレーターのまるり先生が実際に読んだおすすめの本や、イラストレーターに評判の高いイラスト学習本を詳しく紹介します！

イラスト学習本を買うと何が変わる？

まず初めに「イラスト学習本を買ったら具体的に何が変わるのかな？」と思っている方に向けて、具体的に何が変わるのかをお伝えします。

イラストの基礎を学べる

イラスト学習本を読むと、イラストの基礎を細かく学べます。レイヤーの使い方・色の塗り方・各パーツの描き方など、初心者でも一冊読み込めばまるっと理解できます。

インターネット上の情報は散らばっているため、色々なサイトを回りながらかき集めなければならないですが、本は一冊に情報が集約されているため効率的に学びやすく、後から見返すのも簡単です。

画力がアップする

イラスト学習本では、第一線のプロイラストレーターが基礎から応用まで徹底的に解説してくれるため、その人ならではのスキルやノウハウを学べます。

イラストレーターが地道に積み上げてきた過程を一気に知ることができるため、画力がアップすることは間違いありません。

作品が少し変わる

イラスト学習本では、著者であるイラストレーターがイラストのノウハウを紹介しています。これまで自分には無かった新しい知識・スキルを学べるため、あなたのイラストも少しずつ変わっていくでしょう。

「こんなイラストを描きたい！」と思うイラストレーターの本を買うと、憧れの人のイラストに近づけるはずです！

稼ぐ力がつく

イラストの画力がアップすれば、自然と稼ぐ力もつきます。

しかしここでいう「稼ぐ力」というのは、イラストの上達に伴うものではなく、「稼ぐノウハウを身につける」という意味です。

下記では、フリーランスのイラストレーターとして稼いでいきたい方におすすめの本も紹介しています。ぜひ紹介している本を読んで、稼ぐ力をつけてください！

現役イラストレーターおすすめのイラスト学習本4選

それではイラスト初心者の方におすすめのイラスト学習本をご紹介したいと思います。

とことん解説！キャラクターの「塗り」入門教室

『とことん解説！キャラクターの「塗り」入門教室』は、“本当のイラスト初心者”の方でもわかりやすく学べるイラスト学習本です。

初心者向け！と謳っている本をよく見てみると、「これ、本当に初心者向けなのか…？」と疑うような内容が羅列されており内容がほぼ理解できなかった、という悲しい経験をしたことのある方も多いかもしれません。

でも、この本は大丈夫です。イラストを始めたての初心者でも理解できる内容になっています。

私も初心者の頃に読みましたが、1項目ずつ丁寧に解説してくれるので、つまずくことなくイラストを学べました。

内容は色の「塗り」に特化していて、空・紅葉などの“背景の塗り方”や、アニメ塗り・ブラシ塗りなどの“塗り方の技法”が丁寧に解説されています。

レイヤーの使い方も詳しく解説されていて、初心者の頃の私が抱いていた「レイヤーはどう使えば良いのか？」という悩みもスッキリ解決してくれました。

「塗り」や「レイヤー」に悩んでいるイラスト初心者の方は、一冊持っておくと心強いです。

イラスト解体新書

『イラスト解体新書』の内容は、序章・人物編・構図編の3つに分かれています。序章編には「初心者に大切な心構え」が書かれており、それがイラストレーターに刺さる内容なんです。全イラストレーターが読むべきかと。私は、思わずハッとさせられました。

人物編・構図編は、イラスト付きでテクニックが解説されています。ふつうは手が届かないような細かいところまで知りたい情報が網羅されているのが特徴です。例えば、人物編では人体のパーツの描き方が紹介されていますが、筋肉の動きや服のシワまで詳しく解説されているんです。

超初心者からすると少しレベルは高いですが、イラストを描き始めて少し経ち、「いまいちパッとしないなぁ」「なんかイラストが変なんだよなぁ」と思いはじめてきた人には合うと思います。

『イラスト解体新書』を読むとイラストを理屈で捉えられるようになり、直すべきポイントが自然と分かるようになります。スランプ気味の方にも効果的な本ですね。

才能に頼らず、理屈でイラストを上達させていきたい方におすすめの本です。

加々美高浩が全力で教える「手」の描き方 圧倒的に心を揺さぶる作画流儀

この本は、セーラームーンやデスノートなどを描くプロアニメーターが執筆しています。基本・演出・実例ポーズ集に分かれており、段階的に学べる作りとなっているのが特徴です。

基本編では、「3 つのアタリ」について解説されていますが、この「アタリ（イラストをバランス良く描くために記す枠組み）」を覚えてしまえばどんな手も簡単に描けるようになります。

次の演出編では、具体的なシーンを用いてイラストの演出方法を解説しています。例えば、ティースプーンをカップソーサーから引き上げる演出をどう表現するかなど。

上手なイラスト例だけでなく、あえてイマイチなイラスト例も載せてくれているため、自分のイラストのどこがイマイチなのかを気づかせてくれます。

そして何より、この本の最大の特徴は「ラフの描き方・影の付け方の解説動画」や「手のポーズ写真集」をダウンロードできる点です。テキストだけでなく動画や写真も活用できるので、理解のスピードや質が格段に高まります。

色塗りチュートリアル 立体感のあるキャラを描こう！

『色塗りチュートリアル 立体感のあるキャラを描こう！』では、色の「塗り」に必要な基礎知識やテクニックがイラスト付きで分かりやすく解説されています。

特に嬉しいポイントは、イラストを描く上で最も重要な「光」や「色」の基本ルールを学べる点です。この基本ルールが分かれば色塗りが行いやすくなります。

また、私自身も感じましたが、この本は「痒い所に手が届く」とイラストレーター界隈で評判です。イラストの難しい知識を初心者向けに噛み砕くだけでなく、具体的なアレンジ技法なども載っているため、読んでみるとイラスト上級者でも新たな発見があるかもしれません。

フリーランス・副業でイラストレーターとして稼げるようになる本2選

フリーランスのイラストレーターを目指すあなたに、フリーランスのノウハウやお金のテクニックが分かりやす区解説されている本をご紹介します。

世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生

『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』は、フリーランスになろうと思っている人からもうなっている人まですべての方が、フリーランスの知識をしっかりと学べる本です。

副業やフリーランスでイラストレーターとして活動すると、自分で行わないといけないこと・管理しないといけないことがたくさん出てきます。

そんな時に「知らない」じゃ済まされないこともたくさんでてくるのです。例えば、フリーランスの向き不向き・マーケティング・保険・税金などですね。

そんな不安や悩みを解決してくれる内容が、この1冊にぎゅっと詰まっています。 フリーランスや副業で稼ぎたい方は、この本を一冊持っておけば一安心です。

これからフリーランス・副業としてのイラストレーターを目指す方、すでに活動しておりモヤモヤを抱えている方は、一度読むことをおすすめします。

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください！

フリーランスや副業をしている方に必ず訪れる「確定申告」ですが、会社員を長くやっていた場合、それがどのようなものか考えてこなかった方も多いのではないでしょうか。

この本は、その「確定申告」や「税金」にまつわることを、税理士である著者がが分かりやすく解説してくれています。

また、フリーランスになると「経費」という言葉を聞くことになりますが、一体どこまでが経費なのか？分からない方も多いでしょう。本作は、そんな疑問にもしっかりと答えてくれます。

「税金ってなに？！確定申告って何するの？！」と疑問だらけの新米イラストレーターの方は、この本で楽しく学んでみましょう。

独学で不安な人は、イラストスクールに通うのもおすすめ！

今回はイラスト学習本を買うと何が変わるのか？という内容から、おすすめのイラスト学習本・フリーランスの本までさまざまご紹介しました。読んでみたい本は見つかりましたか？

イラスト学習本を読んでみると、以下のように思う方もいるかもしれません。

「もっと深いところまで学びたい！」
「もっと効率的に学びたい！」
「もっと分かりやすく学びたい！」

そんな時は、イラストのオンライン講座を受講するのも選択肢の一つです。

イラストのオンライン講座では、第一線で活躍するイラストレーターの授業を受けられます。インターネット上の情報や本だけでは知り得ない、プロだけ知るスキルやノウハウを学べるのです。

また、オンライン講座ではプロの講師から直接フィードバックをもらえます。どこが良くてどこがダメなのか、プロ目線で指導してもらえるのでイラストスキルがぐんぐん伸びていきます。

他のイラストレーターと差別化を図りたい方は、本で勉強するのももちろん良いですが、一度オンライン講座も試してみると良いと思います。

自分に合う学習方法を見つけることが、成長の第一歩目になりますよ。