フリーランスのイラストレーターとして成功するカギを現役イラストレーターが解説!
こんにちは!イラストエッセイ漫画家のまるり先生です。
イラストレーターの中には企業で働く人もいますが、現在はフリーランスとして働く人が多くなってきているのをご存知でしょうか?
しかし、フリーランスのイラストレーターと言っても、どうやったらなれるのかが分からない方も多いのではないでしょうか。実際に、今はフリーランスのイラストレーターをしている私も、最初は全く情報が入りませんでした。
しかし、試行錯誤し行動をつつけてきた今ではフリーランスのイラストレーターとして活躍できています。
そこで今回は、「フリーランスのイラストレーターになりたい」と思っている人に向けて、フリーランスのイラストレーターになるためのポイントやしておくべきこと・どうしたら成功するのかなど、私流のノウハウをたっぷりとお伝えしていきます。
そもそもイラストレーターのなり方は2つある!
イラストレーターとして働く方法は、主に「フリーランス」と「会社員」の2つになります。改めて、それぞれの働き方をチェックしておきましょう。あなたが目指しているのはどちらのイラストレーターか、改めて確認してみてくださいね。
フリーランスのイラストレーター
「フリーランス」というのは、特に資格や決まりがないので、宣言さえすれば、イラストレーターとして名乗れます。つまり、あなたが今「イラストレーターです」といえば、もうイラストレーターなのです。
しかし、フリーランスは名乗ってからが勝負!あとは自分の実力で有名になるしかありません。どうやって仕事をとっていくかも、全て自分次第です。
企業に所属するイラストレーター
企業で活躍するイラストレーターは、デザイン会社やIT会社、制作会社などに勤めているのが一般的です。イラストの納品先は、主に企業が取引しているクライアントさんであり、フリーランスとは違って、営業などは別の担当者がしてくれます。
しかし、就職するのは狭き門で、高いレベルを求められます。
今回はフリーランスのイラストレーターがテーマなので、そちらを掘り下げていきますが、企業に所属するイラストレーターを目指す方にも参考になる情報が盛りだくさんなので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
フリーランスのイラストレーターになるための3つのポイント
「本当にフリーランスのイラストレーターになれるかな?」と不安なあなたに、フリーランスのイラストレーターとして活動している私が大切だと感じた3つのポイントを紹介します。
経験を積んで実績を作る
まずは友人の仕事を手伝ったり、自分で企画を立ててサンプルイラストを作ったりと、自分の作品をいつでも紹介できる環境を整えましょう。
イラスト業界は実績が求められる社会なので、実績を積むことがイラストレーターになるための最初のステップになります。
私も実際に、イラストを練習している段階で友人の仕事を手伝ったり、自分のサンプルイラストを作ったりしました。また、ポートフォリオを用意していたためいつでも自分のイラストを紹介でき、仕事も依頼してもらいやすかったです。
勉強してスキルアップする
「イラストの仕事をしたい」と思っても、スキルがあまりにも低かったり、表現できる幅が狭かったりすると、なかなか仕事がもらえません。つまり、イラストの仕事を獲得するためには勉強してスキルアップする必要があるということです。
そうは言っても、独学での勉強には多くの問題がつきまといます。例えば、モチベーションを保てない・時間がかかる・スキルのレベルアップが難しいという問題です。
このような問題を打破し、イラストのスキルを伸ばすためには、オンライン講座を受講するのがおすすめです。
専門学校とは違ってスキマ時間を活用しながら勉強できるので、学生や社会人の方でも安心して受講できます。また、オンライン講座では学びたい分野だけを選んで受講することもできるため、無駄な時間をかける必要がない点もおすすめです。
第一線で活躍するイラストレーターが講師を務めている講座も多く、中には講師から直接フィードバックをもらえる講座もあるので、あなたに合う講座を見つけてみてください。
営業力を高める
フリーランスのイラストレーターとして活動していくうえで、最も大切なのは「営業力」です。
イラストスキルが同程度のイラストレーターだったら、営業力が高い人の方が仕事を取れるのは当然です。
また、「フリーランスは人と関わる機会が少なそう」と思われがちですが、そのイメージは全く違います。私も最初はそう思っていましたが、人との繋がりも営業力に結びつきます。人とのつながりが多い人ほど、仕事獲得率が高いのです。
私自身も、最初のイラストの仕事は友人からもらいました。
フリーランスのイラストレーターになる際にしておくべきこと3選!
フリーランスのイラストレーターは会社員とは違い、自分でしなければいけないことが盛りだくさんです。「これだけはしておくべきこと」をご紹介しますので、忘れずにしておきましょう!
ポートフォリオを作る
先ほども少し触れましたが、イラストレーターとして営業をする際には「ポートフォリオ」が必要になります。自分のイラストをすぐに人に紹介できるからです。現在はwebサイトを「ポートフォリオサイト」として作る方が多く、以下のようなサイトを作れるとなお良いです。
いくつかピックアップしたので、参考にしてみてください。
えりたさんのwebサイト
BUSONさんのwebサイト
webサイトを作るのが難しい場合は、PowerPointやGoogleスライドなどに自分のイラストをまとめましょう!私も最初はGoogleスライドを活用していました。
友人や周りの人に自分のイラストを宣伝する
イラストレーターの仕事を得るためには、友人や周りの人に自分の活動を知ってもらうことが大切です。
私の場合は、SNSで定期的にイラストを投稿しています。
直接、「こんなことしてます!何か仕事あればください!」とストレートにお願いすることもあります。少し恥ずかしいかもしれませんが、仕事をもらえる確率は上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
また、ここだけの話ですが、フリーランスの中ではよくこんな事が言われています。
「スキルよりも、“だれ”と仕事をするかが大事。」
つまり、コミュニケーションを制すものは仕事も制す!ということなのでしょう。
イラストの勉強をしておく
フリーランスのイラストレーターとしてデビューする前に、イラストの勉強をしっかりとしておくことも大切です。
フリーランスになった後は、仕事をこなすことに必死になってしまい、なかなか勉強する時間が取れません。私もフリーランスのイラストレーターを始めてから、練習する時間があまり取れなくなってしまいました。
そのため、フリーランスとしての活動を始める前に、イラストの基礎を固めておくことをおすすめします!
「自分で時間を作るのが難しい」 「なかなか時間が取れない」という方は、イラストのオンライン講座を受けると良いでしょう。勉強時間を半ば強制的に確保できますし、学びたい内容だけを選んで受講できるので効率的にイラストを勉強できます 。
こちらの記事でおすすめのオンライン講座を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスのイラストレーターのお金の考え方
フリーランスのイラストレーレーターの仕事は、仕事の種類やキャリア・量などで、大きく収入が変わってきます。「時給換算をしたらどのくらいになるのか?」を目安に仕事を受けないと、後から「できない」「モチベーションが続かない」となることもあります。
現実的にその仕事を全うできるのか総合的に考え、仕事を受け、安定して稼げるようになりましょう。
フリーランスのイラストレーターの仕事獲得方法
フリーランスの仕事獲得方法はいくつかあります。今回は代表的なものを10個一覧でご紹介します。
フリーランスのイラストレーターの仕事獲得方法
- クラウドソーシングに登録する
- web上に作品を掲載する
- ニーズを予想して作ったイラストを素材提供サイトに登録する
- コンテストに応募する
- 自ら売り込みをする
- クリエイターの交流会に参加する
- イラストスクールに通いスキルを磨く
- 人脈を頼り、仕事を探す
- イラスト関連のイベントに参加する
- SNSで発信する
このように仕事の取り方は色々ありますが、私の経験則では、過去・現在の人脈から仕事をもらう方法が最も確実です。フリーランスとして一番大切なのは、人との繋がりで生まれる「縁」と言っても過言ではありません。
普段から人間関係は大切にしておきましょう。
フリーランスのイラストレーターにおすすめ!このサイトには登録しておこう
フリーランスのイラストレーターが登録するサイトはいくつかありますが、中でもおすすめのサイトを5つご紹介します。
ココナラ
ココナラでは、自分のイラストスキルをサイトに登録できます。あなたのイラストスキルを必要とする人がいれば、仕事を依頼してもらえます。私も登録していますが、仕事の依頼が来るだけで無く、クリエイター同士の繋がりも生まれる点が素晴らしいです。
ランサーズ
ランサーズは、イラストやデザインの仕事以外にも多くの仕事が集まる「クラウドソーシング」と呼ばれるサービスの1つです。仕事を頼みたいクライアントが仕事をサイトに掲載し、そこに仕事が欲しいフリーランスが提案していくという流れです。私もランサーズでいくつかイラストの仕事を頂きました。
イラストの仕事募集形式には、コンペ方式やプロジェクト方式などがあります。これらを踏まえて適切に仕事選びをしないと、安定した収入を得られない場合もあるため、注意が必要です。
クラウドワークス
クラウドワークスもクラウドソーシングサービスの1つです。クラウドワークスで仕事を募集されている方は、どちらかというと個人で仕事をしている方が多く、レスポンスも早いです。
私はランサーズとクラウドワークスの両方を利用していますが、イラストの仕事はランサーズ、ライティングの仕事はクラウドワークスで頂く場合が多いです。
タノムノ
タノムノは、会員登録や手数料なしでクライアントとイラストレーターが繋がれるサービスです。3,200人以上のイラストレーター(クリエイター)が登録しています。また、他のクラウドソーシングサイトでは規制されている「サイト外での連絡のやりとり」について規制がないため「クライアントと直接繋がりたい」方におすすめのサイトです。
BASE
BASEは、無料のオンラインショップを制作できるサービスです。自分のイラストをTシャツやその他のグッズにし、販売する機能があります。グッズ販売をしたい方におすすめです。私も実際にグッズを売っていた経験があります。SNSと併用しながら販売すると売上に繋がりやすいですよ。
フリーランスのイラストレーターとして成功している人の5つの行動
「フリーランスのイラストレーターになりたい!」と思っても、中には成功できずに諦めていく人もいます。そうならないために、どうしたら成功するのかを見ていきましょう。
お金の管理をする
フリーランスのイラストレーターとして成功するためには、「お金の管理」が何よりも大切です。
管理ができていなければ、自分がどれだけの収入を得ているのか?経費はどれくらいかかっているのか?この時間でいくらの仕事ができるのか?などが把握できなくなってしまいます。生活に必要なお金を稼ぐことができなくなるので、お金の管理はしっかりと行いましょう。
スケジュール管理を徹底する
フリーランスのイラストレーターはスケジュールもすべて自分で管理しなければなりません。
スケジュール管理ができていないと、自分がどのくらいの仕事を受けられるのかさえ分かりませんよね。そうなると納期に間に合わず、クライアントに迷惑をかけてしまいます。
一度迷惑をかけてしまったら、当然継続の仕事ももらえなくなります。そうならないためにも、スケジュール管理は徹底しましょう。
継続の仕事を受注する
フリーランスのイラストレーターの仕事は、1回の仕事で終わってしまうことがほとんどですが、連載漫画などの仕事を取れれば継続して仕事をもらえることもあります。
1回きりの仕事だと次の収入に困ってしまいますが、継続的に仕事がもらえると収入の安定に繋がりますよね。
しかし、継続的な仕事がもらえたとしても、いつ打ち切りになるかは分かりません。なるべく、複数の継続の仕事を受けるようにしましょう。
ヒアリング力を磨く
イラストレーターの仕事は、クライアントの要望やイメージを汲み取って、イラストを作成するスキルが求められます。
自由に自分の好きなイラストを描けるわけではありません。いかにクライアントの要望を引き出せるかが仕事を成功させるコツとなっています。
話を引き出すのが苦手な方は、身近な家族や友人と話す練習をしてみてください。
勉強しつづける
フリーランスとして成功している人たちは、勉強しつづけています。なぜならば、成長するのもしないのも全て自分の責任だからです。学びをやめた瞬間に成長は止まります。
しかし、勉強しつづけるのは大きな労力が必要で、簡単なことではありません。
特に仕事や学業がある人にとっては、スケジュール管理なども大変ですよね。自分で時間を作って勉強するのが難しい人は、オンライン講座を受講して強制的に時間を作るのがおすすめです。
実際のところ、プロのイラストレーターとして大活躍している方たちは、独学ではなく、イラストの学校でプロから教わってきた方が多くいます(米山舞さんやLAMさんなど)。
プロのイラストレーターが講師を務める講座を受講しながら、常に新しいノウハウを吸収し、フリーランスのイラストレーターとして成功しましょう!
フリーランスのイラストレーターとして成功しよう!
今回は、フリーランスのイラストレーターについてご紹介しました。フリーランスのイラストレーターになるためにはさまざまな努力が必要ですが、成功すればあなたの目指すライフスタイルに近づけます。
最初は大変だと思いますが、今回の記事で紹介した内容をぜひ実践してみてください。
ちなみに、イラストレーターとして活動をしている私も、改めてこれからイラストのスクールに通う予定です。その理由は自分のスキルをもっと引き上げたいと考えたからです。
あなたも、自分の能力を最大に引き出したいと考えているのであれば、ぜひイラストのスクールに通う選択肢も視野に入れてみてください。
そして一緒に、フリーランスのイラストレーターとして成功しましょう!