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まるり先生

イラスト初心者からプロを目指す!やるべきことを1から整理しよう

こんにちは、イラストエッセイ漫画家として活躍しているまるり先生です。

イラストを始めたいけど、何からしたらいいか分からない

イラストを仕事にしたいけど、絵もそんなに上手くないしなぁ

と悩まれている方は多いと思います。

私自身もこの仕事を始めるまでは、自分のイラストに自信がなく、仕事にできるなんて思ってもいませんでした。

しかし、イラストの初心者でも、何からしたら良いかが分かればプロを目指すのも夢じゃありません

そこで今回は、イラスト初心者のあなたに向けて「何から始めればプロを目指せるのか」を、まるり先生の実体験やオリジナルの方法を折り混ぜて、分かりやすくご紹介します。

あなたが描きたいイラストはアナログ?デジタル?

まずは、これから描いていきたいイラストが「アナログ」なのか「デジタル」なのかを決めましょう。

アナログイラスト

「アナログイラスト」とは、筆やペンなどを使ってキャンバスや紙に直接描くイラストです。

▽アナログイラスト

アナログイラスト
アナログイラストのメリット
  • ペンと紙さえあれば気軽に描ける
  • 手触りや匂いなど、五感でイラストを楽しめる
  • データが消失するリスクがない
アナログイラストのデメリット
  • 1度描いたらやり直しができない
  • デジタルデータに落とし込むのに手間がかかる
  • 大きなキャンバスに描く場合、作業スペースの確保が難しい

デジタルイラスト

「デジタルイラスト」とは、パソコン(+ペンタブ・液タブ)やiPadなどの電子機器で、CLIP STUDIO PAINTなどのお絵かきソフトを使って、デジタル上で描くイラストです。

▽デジタルイラスト

デジタルイラスト
デジタルイラストのメリット
  • 簡単にやり直せる&複製も簡単
  • お絵かきソフトのサポート機能により、精度の高いイラストが描ける
  • 道具さえあればいつでもどこでも絵を描ける
デジタルイラストのデメリット
  • 最初はは描きにくさを感じることが多い
  • やり直しできるからこそ、こだわりすぎて時間がかかってしまう
  • データが消える可能性がある

私はデジタルイラストを描いています!

メリット・デメリットを見比べて、アナログとデジタルのどちらを描いていきたいか決められましたか?

ちなみに私は、元々はアナログイラストを描いていましたが、現在はデジタルイラストを描いています。理由は、デジタルイラストの方が「仕事量が多い」「経年劣化を防げる」「様々なパターンのイラストが楽しめる」ためです。

どちらのイラストも、描いていて違う楽しさがあります。どちらを描くか決められない方は、まずは両方やってみてから決めるのも良いかもしれません。

イラスト初心者が揃えるべきアイテム

イラスト初心者が揃えるべきアイテム

アナログイラストとデジタルイラストでは、揃えるべきアイテムが異なります。

アナログイラスト初心者が揃えるべきアイテム

アナログイラストを描きたい方は、まずは紙と鉛筆さえ用意すればイラストの練習を始められます。鉛筆には様々な濃さがあり、それぞれ書き味が異なるため様々な表現を楽しめます。

デジタルイラスト初心者が揃えるべきアイテム

デジタルイラストを描きたい方は、最初からペンタブレットや液晶タブレット、もしくはiPadを準備しましょう。

「まずは紙やペンでイラストの練習をした方がいいのでは?」と不安に思う方もいると思いますが、最初からデジタルイラストを練習した方が上達しやすくなります。デジタルイラストはお絵かきソフトを用いて描くため、その機能を学びながらイラストを描いた方が効率的だからです。

もちろんイラストを描く基本はアナログ と一緒ですが、いくらアナログで上手にイラストが描けても、デジタルイラストがすらすらと同じように描けるわけではありません

実際、私自身も液タブでイラストの練習をはじめたのですが、ある程度使えるようになるまで、丸1日費やして練習しても1週間くらいかかりました。仕事や学業の間で練習する方は、もっと時間がかかるでしょう。

つまり、お絵かきソフトに慣れるための時間も見越した上で、最初からペンタブ・液タブ・iPadのいずれかを揃えた方が良いということです。より効率的にデジタルイラストを練習できます。

そうは言っても、そもそもペンタブ・液タブ・iPadがどんなもの分からない方も多いと思います。そこで、以下では3デバイスのの特徴や違いを解説していきます。

じっくりと比較しながら、どのデバイスを使うか決めてみてください。

ペンタブレット(ペンタブ)とは

ペンタブレット(ペンタブ)とは
ペンタブを使うメリット・デメリット
  •  価格が手頃で購入しやすい
  •  サイズがコンパクトで使いやすい
  • × パソコン画面上との誤差が大きく、描くのが難しい

ペンタブとは、板のようなタブレット機材のことです。ケーブルやBluetoothでパソコンに接続して使います。
専用のペンでペンタブ上にイラストを描くと、それがパソコンの画面に反映されます。

ペンタブは価格が手頃でサイズもコンパクトなため、イラストを仕事にするか迷っている方にとって負担が少なくおすすめです。しかし、ペンタブは直接デバイス自体にイラストを描けるわけではないため、描くのには高度なスキルが必要になります。

私も最初はペンタブを購入しましたが、難しすぎてすぐに液タブを購入し直しました。私のように「早く上達したい」と考える方は、最初から液タブを購入することをおすすめします。

液晶タブレット(液タブ)とは

液晶タブレット(液タブ)とは
液タブを使うメリット・デメリット
  •  紙に描いているようにスラスラと描ける
  •  デュアルディスプレイとしても使える
  • × 大きくて重いので持ち運びに不便

液タブとは、タブレット自体を画面として、専用のペンで直接イラストを描き込む機材です。主に、ケーブルでパソコンに接続して使用します。

ペンタブに比べるとペンと画面の間に誤差がなく、紙に描くようにスラスラとイラストを描ける点がおすすめです。

また、液タブの中にはショートカットボタンが搭載されている種類もあり、自分が好きなようにカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。画面が大きいので伸び伸びとイラストを描けますし、セカンドディスプレイとしても使えます。

一方で、価格が高いというデメリットもあります。「ケーブルで接続するのが面倒」と感じる方もいるます。

また、サイズが大きいため持ち運びにも向いていません。私は街中のカフェで作業をすることが多いですが、パソコンと液タブを持っていくのは正直重くて大変です。

iPadとは

iPadとは
iPadを使うメリット・デメリット
  •  どこでもイラストが描ける
  •  指でタッチして使える
  • × 価格が高い

iPadは、専用のペンで画面上に直接イラストを描き込める機材です。パソコンに接続する必要はありません。

iPadはケーブルやパソコンなどが必要ないため、どこでも気軽にイラストを描けます。また、指でタッチして操作ができる点や、機器のクオリティが高いため安心して使えるのもおすすめのポイントです。

ただし、画面が小さめなので細かい部分を描きづらい可能性があります。また、液タブから更に価格が跳ね上がり、安くても10万円程かかるので敷居が高いです。イラストを描くことだけが目的の場合は、手が出しにくいかもしれません。

イラスト初心者が、まずやること4つ

イラスト初心者が、まずやること4つ

必要な道具を揃えたら、本格的に絵の練習を始めましょう!イラスト初心者がやるべきことを、私の経験談を元にお伝えします。

1.どんな絵を描きたいか、目標を決めよう!

まずは、「〇〇さんみたいなイラストが描けるようになりたい!」「私のイラストを見た人に、ワクワクしてもらえるようになりたい!」などと、自分の最終的な姿を具体的に思い浮かべましょう。目標があることで、長くモチベーションを保てます。

私の場合は、ヨシタケシンスケさんや水森亜土さん・にしむらゆうじさんのようなイラストレーターになりたい!と目標を立てました。

▽にしむらゆうじさんのツイッター

2.タブレットやお絵かきソフトに慣れよう!

ペンタブや液タブ・iPadは、慣れるまでに時間がかかります。

まずは「イラストを描く」ことを目的とせず、「機能を知る」ところから始めましょう。

説明書を読んだり、ネット上で使い方を調べたりするのも良いですが、実際に操作してみるのが一番手っ取り早いです。「このボタンを押したらこうなった」「この項目をいじったらこうなった」と自らが体感することで、記憶に残りやすくなります。

ひたすら操作を繰り返し、タブレット・お絵かきソフトを使うことに慣れましょう。

3.人のイラストを真似して描いてみよう!

タブレットやお絵かきソフトの操作に慣れてきたら、次は、人のイラストをを真似して描いてみましょう!

特に自分の好きなイラストだとワクワク感があるため、上達も早くなります。最初はなかなか上手く描けないと思いますが、何度も挑戦しているうちに必ず成果が出るはずです。

ただし、人のイラストを真似する際は著作権に注意してください。模写したイラストを自分の作品として公開する・販売するなどの行為は絶対にしてはいけません。あくまで練習です。

4.定期的にイラストを描こう!

イラストは定期的に描きましょう!

私は、「1週間に1度、SNSにイラストを投稿する」という目標を決めていました。目標通り定期的に描くことで、イラストがどんどん上達していったことを今でも覚えています。

逆に、目標を守れずイラストが描けない時期が続いた時は、「あれ?描けなくなっている…。」と自分のスキルの低下を実感したこともありました。

イラスト初心者の方は、私のように目標を決め。定期的にイラストを描くことを強く意識しましょう。

プロ直伝!イラストがみるみる上達する方法【ライバルに差を付けろ!】

プロ直伝!イラストがみるみる上達する方法【ライバルに差を付けろ!】

「初歩的なことは大体やってみたけど、いまいち上達しているかわからない…。」という方は、現役イラストレーターの私が試しているオリジナルの方法をこっそり伝授します!どんどん盗んでいってください。

1.オリジナルイラストを描く

ある程度模写ができるようになったら、オリジナルのイラストを描くとグンとスキルが伸びていきます。

いきなりイラストを描きはじめると難しいので、下書きは必須です。下書きに沿って描くと、イメージ通りのイラストが描きやすくなります

2.描くのが難しかった部位・箇所を書き出す

オリジナルイラストを描こうと思うと、「手はどんな形だったかな?」「横顔はどんなだったかな?」と、パーツごとの疑問点がたくさん生じます。

その疑問が生まれたら大チャンス!です。疑問を全て書き出した上で、ステップ3に進みましょう。

3.描きたいイメージと近いイラストを探し、真似して描いてみる

ステップ2で出た疑問をネットや本で調べ、描きたいイメージと近い参考イラストを見つけましょう。

参考イラストを見ながら、つまづいた箇所を真似して描くと良い練習になります。

4.ステップ1〜3を繰り返す

ステップ1~3を何度も繰り返していくと、今まで描けなかったパーツやシルエットなどが身体に身に付くようになり、イラストが上達します。

注意点として、1つのイラストを完成させるのに時間をかけすぎると記憶に残りにくい&身体が忘れてしまいやすくなります。なるべく短期間でイラストを描き上げるようにしましょう。

独学で難しい時は…

独学で難しいときは

イラスト初心者からプロを目指すと、やることがたくさんあります。

「自分一人で頑張るのは大変かも…。」と少しでも感じている方は、イラストの基礎~応用まで学べる専門学校やオンライン講座の受講をおすすめします。

私も最初は、独学で学ぼうと本を買ったり、ネットで調べたり様々な方法を試しましたが、かなりの時間と労力が必要でした。また、イラストレーターとして独立しようと決断するにも自信が持てず、なかなか決断できませんでした。

もちろん独学でプロのイラストレーターとして活躍している人もいます。しかし、有名なイラストレーターは専門学校を卒業している人が多いのも事実です。

もしもあなたが、

  • 「最短ルートでイラストレーターになりたい!」
  • 「もっと自分のイラストに自信を持ちたい!」
  • 「一流のプロイラストレーターを目指したい!」

と考えているのであれば、専門学校やオンライン講座を受講するのが確実かと思います。

▽おすすめの専門学校・オンライン講座はこちらで紹介しています。

イラストは、初心者からでも上手くなれる!

イラストは、初心者からでも上手くなれる!

今回は、イラスト初心者がすべきことを一通り紹介しました。記事内で紹介したステップを踏んでいけば、着実にイラストのスキルは必ず上がっていきます。

しかし、仕事や学業と合わせての独学だと、途中で自信がなくなってしまう瞬間がどうしても出てきます。実際に、自信をなくして諦めていく友人を何人も見てきました

そうならないためにも、専門学校やオンライン講座を受講する選択肢は常に頭の中に置いておきたいです。

もちろん受講費用はかかるので、「お金がもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、お金をかけてスキルを学ぶことは、一流のイラストレーターになって稼ぐための「一番の近道」とも言えます。

勇気を出して、夢に向けた「先行投資」をしてみてはいかがでしょうか?

書いた人

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まるり先生

保育系ぬくぬくマルチクリエイターとして活動中です。
イラスト・写真撮影・ライティングを主に仕事としています。
「作品を見てくれた人をぬくぬくでつつみたい」をモットーに、ほっこり可愛らしい作品を作り出していきます。